光の話 Lighttale for Art and Culture

宮島達男

(みやじま たつお, 1957-)

LEDによるデジタルカウンターを用いた作品を制作する。複数のカウンターは異なる速度で1から9までの数字をカウントするが、9の後には0ではなく消灯が来る。輪廻転生を表現するため、この0のないデジタルカウンターを用いている。

宮島がこの作品を初めに制作した当時、強力なLEDは赤色のものしかなく、ゆえに作品は赤い光を放っているが、その後強力な青色や白色のLEDが開発されるとバリエーションとして青色や白色のカウンターの作品も制作している。LEDを選択した理由は制御の用意なカウンターがLEDのものであったからなのであろうが、技術の進歩をうまく吸収している。

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