光の話 Lighttale for Art and Culture

田中敦子

(たなか あつこ, 1932-2005)

画家であるが、色とりどりの電球や管球によってできた《電気服》を制作している。服からは無数のコードが伸びており、もちろん点灯できる。実際に着用しパフォーマンスを行ったとこのことだが、全て白熱球であろうためにかなりの熱量や重量があると思われ、かつ感電の危険もあったようである。街のネオンサインに着想を得ている。田中はその後この電気服を絵画として制作し、色とりどりの多数の円と、そこから伸び複雑に交差する無数の線を描いた作品を多く残している。

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