光の話 Lighttale for Art and Culture

輝度

光源や、光があたって反射している面の眩しさの値。単位はcd/m²(カンデラ毎平方メートル)。

照度がある面に当たっている光の量であるのに対し、輝度はある面から観測者の目に向かって放射されている光の量である。そのため同じ照度の面でも、その面の材質が異なり反射率が違えば、その面の輝度は異なる。

輝度はディスプレイなどの明るさの単位としても用いられるが、照明においては光源が視界に入ったときの輝き、眩しさの度合いを測る値としても用いられる。輝度が10000cd/m²以上である場合、視界に入るのが短時間であっても不快な眩しさ(不快グレア)となる。いずれの照明も直接見ると10000cd/m²を超えるため、建築や展示の照明設計においては光源が視界に入らないよう配慮される。日本のオフィスや店舗においては不快グレアへの配慮が欠如しがちであり、むき出しの蛍光灯やLEDランプによる照明が散見される。

日本のにおける照明の輝度と生活について、今後「照明と生活」に掲載予定です。

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