照明語録
電磁波のうち、380nmから780nmの波長範囲にある可視光線のこと。波長の違いによって見える色が異なり、780nm〜380nmの間は波長の長い方から「赤橙黄緑青藍紫」の虹色のグラデーションとなる。 私たちの最もなじみのある光は白い光だが、これは太陽の光である。太陽の光は様々な波長の光が混在しており、それらが合成された結果白く見える。人類による照明の歴史は、長らくこの白い光を人工的に作り出す事がその目的であった。白熱電球、HIDランプ、蛍光灯、LEDなど様々な照明は、最終的に … 照明のうち、ろうそくや電球などの発光の原理。自然界では太陽や炎、雷などの発光の原理である。
物質は熱せられて温度をもつと原子が振動し、電磁波が発生する。温度が高くなるにつれて電磁波の量が増え、波長のピークが波長が短い方へ推移する。それが可視光線の領域に達した時、物質は発光し … 照明のうち、放電灯や蛍光灯、LEDの発光の原理。自然界では昆虫やキノコ、深海魚など生物の発光や、一部の鉱石の発光がこれにあたる。
原子や分子などが外部からのエネルギーを吸収して励起したのち、そのエネルギーを電磁波として放出する現象であり、その放出した電磁波が可視領域だった場 … 人間は視覚中心の生物であり、外部から受け取る情報の87%は視覚によるものであるとされる。人間の眼の網膜には錐体細胞と桿体細胞の二つの視細胞があり、それぞれ役割が異なる。錐体細胞は色を感じることができ、網膜の中心に細胞が集中しているため高い解像度で像を捉えることができる。桿体細胞は … 人類はおよそ100万年前には自在に炎をつくりだし、使用していたとされている。はじめは炎は明かり、調理、暖房と複数の用途を兼ねていたが、後にたいまつのような照明専用の使われ方がされるようになる。これが人類最初の照明装置である。炎の灯りは現代でも多く利用されている。
炎の発光原 … 人類が最初に手にした照明であるたいまつは、炎の支持体(灯芯)と燃やすもの(燃料)を1つの物質でまかなう構造であった。それに対し、灯芯と燃料を分離した灯りがオイルランプである。初期のオイルランプは石の容器に獣脂の燃料を入れそこに植物の灯芯を浸した作りをしており、ラスコー壁画もこの手 … 芯の周りに燃料である油を固めたろうそくは、古代のエジプトにおいて既に使用していた記録があり、紀元前3世紀ごろには世界の各地で使用されていたようである。オイルランプ同様長い間改良されず主要な灯りとして活躍し、蜜蝋用のミツバチ飼育や、ろうそくの材料用の鯨油を得るための捕鯨など、大きな … ガス灯
ガスを燃料とする明かりであるガス灯は、1792年にイギリスのウィリアム・マードックが発明した。石炭ガスを燃料とし、マードック自身の自宅や事務所に設置したのが最初である。マードックはガス灯そのものだけでなく、ガスを製造する装置やガスタンク、ガスを導くパイプとその配管、ガス … フィラメントに電流を流し、電気抵抗で生じる熱によって放射される光を利用した照明。
現在でも主要な照明の1つである電球は、電気という新たなエネルギーが登場した19世紀に、大きな利益を生むであろう新しい光源として多くの研究者や企業によって精力的に開発され生まれてきた。電球を発明 … 微量の水銀が封入された真空のガラス菅内に放電し、生じた紫外線で管壁に塗られた蛍光体を励起させ光を発生させる照明。エネルギーの90%以上が熱になってしまう白熱電球に対し、エネルギー効率が良く寿命も長い。点灯のためには複雑な工程を必要とするため、安定器などの内臓された照明器具を必要と … 放電によってルミネセンスや熱放射光を発生させる照明であり、ネオン管や蛍光灯、ナトリウムランプやHIDランプなどの種類がある。放電とは、本来絶縁体である空気が高い電圧の電極の間で絶縁を維持できず電気が流れる現象であり、自然界でも雷などの形で観測される。照明に利用される際には空気でな … LED
LED(発光ダイオード)は電圧をかけることで発光が生じるエレクトロルミネセンスを利用した照明である。
ある処理によって電子を増やした半導体と、電子を減らし電子が抜けた後の穴である正孔が増えた半導体とを用意し、それらを結合する。そこに順方向に電圧をかけると、それぞれ … 光源から放出される可視光線の総量の値。単位はlm(ルーメン)。
白熱電球やHIDランプなど多くのランプはほぼ全方位へ光が放出される。光束はそのすべての方位への光の値であるため、光束=床面の明るさとはならない。そのため、スポットライトや天井埋め込み式ベース照明、ペンダントなど … 光源からある方向へ放出される光の強さの値。単位はcd(カンデラ)。
光束が光源からの全方位への光の量であるのに対し、光度は一方向への光の量である。 光で照らされた面の明るさの値。空間の明るさを判断する基準となっている。単位はlx(ルクス)。
住宅の居間は10lx〜30lx、喫茶店は100lx、オフィスは750lx〜1000lx、コンビニやパチンコ屋は1000lx〜2000lxほどである。自然界では、満月の夜が0.2lx … 光源や、光があたって反射している面の眩しさの値。単位はcd/m²(カンデラ毎平方メートル)。
照度がある面に当たっている光の量であるのに対し、輝度はある面から観測者の目に向かって放射されている光の量である。そのため同じ照度の面でも、その面の材質が異なり反射率が違えば、その面 … どれだけ効率良くエネルギーが光になっているかの値であり、光束あたりの消費電力によって比較される。単位はlm/w(ルーメン毎ワット)。
主なランプの発光効率は、40W白熱電球は10~15lm/W、ハロゲンランプは20lm/W、高圧水銀ランプは50〜60lm/W、メタルハライド … ランプの寿命は種類によって様々である。一般的には白熱電球は1,000h、蛍光灯6,000h、メタルハライドランプは9,000h〜16,000h、高圧ナトリウムランプは24,000hとされている。LEDランプは40,000hを超えている。
ただしランプによって寿命が変化する条 … 光の色味の値。単位はK(ケルビン)。
物体の熱放射による発光は、物体の温度によってその色味が変化する。その色味を物体のケルビン温度によって表したのが色温度である。色味は2000Kほどでは赤く、4000Kほどでオレンジ、5000Kほどで黄色になり、6000Kで白色、9000K … 照射された物体の色の再現度。厳密には演色評価数という数値によって判断される。
物質が見えるという現象は、光源から放たれた光が物質あたり、それが反射(または透過)したものが目に届くことで生じている。物質の色は、光があたった時にその物質がどの波長の光を反射するのかによって決まる … 紫外線や赤外線には物質を破壊する力がある。エネルギーの高い紫外線は破壊力が強く、窓際に置いた本や写真が退色する現象や、ゴムが日光を長期間浴びて劣化するのは紫外線の影響である。赤外線は浸透力が強く物質を温める効果があるため、物質の膨張や縮小を誘発しそれを繰り返すことで物質は疲労によ … 光
白い光
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熱放射光
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ルミネセンス
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人間の視覚
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炎の灯り
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オイルランプ
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ろうそく
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ガス灯
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電球
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蛍光灯
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放電灯
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LEDランプ
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光束
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光度
照度
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輝度
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発光効率
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照明の寿命
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色温度
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演色性
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光による物質の破壊
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