光の話 Lighttale for Art and Culture

ルミネセンス

照明のうち、放電灯や蛍光灯、LEDの発光の原理。自然界では昆虫やキノコ、深海魚など生物の発光や、一部の鉱石の発光がこれにあたる。

原子や分子などが外部からのエネルギーを吸収して励起したのち、そのエネルギーを電磁波として放出する現象であり、その放出した電磁波が可視領域だった場合その物質は発光して見える。どのような現象で原子などが励起するかによりいくつかの種類に分けられ、放電によって励起原子や分子を作る「放電発光」や、物質に直接電圧をかける「エレクトロルミネセンス」、化学反応により励起状態を作る「化学ルミネセンス」などがある。「放電発光」は放電灯の原理であり、「エレクトロルミネセンス」はLED、ホタルなどの昆虫の発光は「化学ルミネセンス」である。

一般的な意味での「蛍光」という言葉が示す発光は「フォトルミネセンス」であり、光りを与えることで電子が励起され、別の光を放出する。蛍光塗料や蛍光灯の発光はこれにあたる

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