光の話 Lighttale for Art and Culture

熱放射光

照明のうち、ろうそくや電球などの発光の原理。自然界では太陽や炎、雷などの発光の原理である。

物質は熱せられて温度をもつと原子が振動し、電磁波が発生する。温度が高くなるにつれて電磁波の量が増え、波長のピークが波長が短い方へ推移する。それが可視光線の領域に達した時、物質は発光して見えることになる。物質の温度はケルビン(K)で表され、2000K程だと赤みがかったオレンジ色であり、6000K程で波長のピークが緑色になり白色に見える。8000K程では青白くなる。太陽は6000K程である。この数値は「色温度」として、照明の色味を表す際の数値として用いられている。

コメント

参考

宮原 諄二『「白い光」を創る』(2016、東京大学出版会)

高温の物体から出る光 熱放射|光と色と(2016.03.27 アクセス)
http://optica.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-b611.html