光の話 Lighttale for Art and Culture

ろうそく

芯の周りに燃料である油を固めたろうそくは、古代のエジプトにおいて既に使用していた記録があり、紀元前3世紀ごろには世界の各地で使用されていたようである。オイルランプ同様長い間改良されず主要な灯りとして活躍し、蜜蝋用のミツバチ飼育や、ろうそくの材料用の鯨油を得るための捕鯨など、大きな産業を生んでいる。

日本では仏教伝来とともに6世紀に輸入されてきたとされており、木の樹脂から作る木蝋が使用されるようになった江戸時代からは、庶民まで広く普及するようになる。

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